【アムウェイで成功する確率】データで見る実際に稼げる人の割合

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アムウェイで成功者と呼ばれる人たちは一体どの位いるのでしょうか?

実は実際の成功者の数はアムウェイが公式に発表しています。

決して多くないことはわかっていましたが、実際の成功率を知っていたら、そしてそれを正しく認識する冷静さがあれば、決してアムウェイのビジネスをやろうとは思わなかったかもしれません。

あの日の私に見せてあげたい。アムウェイの成功率のデータと世間一般との比較です。

アムウェイのディストリビューター数

まずこちらがアムウェイの会員数の推移です。
2015年時点でディストリビューターは70万人います。

引用元:アムウェイ公式HP(以下同)

アムウェイが公表している成功者数のデータ

3%〜21%までの達成率

ではまず、21%までの達成率と平均のボーナス金額です。
70万人のディストリビューターのうち、パーセンテージ(3〜21%まで)だった人は227,505人=32.5%です。

成績別ボーナス3-21%達成組数(年間)2014/2015会計年度
1年で達成した最高の成績達成組数全ディストリビューター
中の割合
達成月の平均ボーナス受給額
3%107,750組15.4%1,513円
6%45,543組6.5%6,308円
9%33,722組4.8%15,017円
12%16,190組2.3%29,689円
15%8,773組1.3%48,214円
18%2,666組0.4%77,546円
21%
(有資格SIP未達成)
5,097組0.7%20,989円
21%
(有資格SIP達成)
7,764組1.1%207,171円

21%以上の達成率

続いて21%以上の達成率です。
全ディストリビューターの中でDD以上の割合は0.6%です。

DD以上の達成組数(年間)2014/2015会計年度
ピンレベル達成組数全ディストリビューター
中の割合
平均ボーナス取得額
DD3,646組0.5%4,069,000円
(339,000円/月)
エメラルドDD314組0.04%10,740,000円
(895,000円/月)
ダイアモンドDD以上163組0.02%32,593,000円
(2,716,000円/月)
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アムウェイの成功率のデータから現実を知る

「頑張れば成功できる」という考えを捨てるべき

データを見れば一目瞭然なことは、アムウェイ・ビジネスは頑張ったからといって誰もが成功できる世界ではない、ということ。これはアムウェイに限らず資本主義社会では至極当然のことです。

アムウェイという企業のビジネスモデルはこの達成率の上に成り立っているわけですから、精神論、根性論ではなく「確率論」の世界なんですよね。10,000人中2人しかダイアモンド以上にはなれないのです。

70万人のディストリビューターのうち、ボーナスを受け取る資格がない人たちが実に67%です。3〜18%の人たちは3割いますが、この人達の平均ボーナス額は9,630円です。1ヶ月9,630円て、、、1日日雇いのバイトすれば完了です。

でもこれがアムウェイ・ビジネスの当事者となると何故か「頑張ればいつかダイアモンドになれる」「そのためには自分の人生の全てをかけても良い」みたいな精神状態の人って本当にたくさんいるのです。ほんとに耳にタコができるくらいその言葉を聞きました。

挙句の果てには「なれるかなれないかじゃない、俺はなるんだ」「成功者の中にいて、同じ考え方や習慣を取り入れていてなれないわけが無い」といった何の根拠もない精神論に発展していきます。確かに努力は成功のための必要条件かもしれませんが、必要十分条件ではないですよね。

ちなみに0.02%の確率って調べるとこんなものがありました。

・17歳以下で身長が180cm以上の女子の割合
・裁判員(裁判員裁判制度)に当たる確率
・ホームレスになる確率
・ドバイの宝くじで1億円が当たる確率(これは高いw)

アムウェイビジネスの成功率は他と比較して低いのか?

一般的にアムウェイで成功と言えるラインはダイアモンドですが、その達成率は0.02%。つまり10,000人に2人の割合です。これだけ聞くと成功率はとてつもなく低く感じますが、実際に他との比較で本当に低いのか検証してみました。

サラリーマンで成功する確率との比較

ダイアモンドは大体年収1500万円〜2000万円です。

国税庁が行っている民間給与実態統計調査によると、サラリーマンで年収1500万円以上の人は44.2万人、割合で言うと0.97%です。

アムウェイでダイアモンド以上を達成している人の割合は0.02%ですので、サラリーマンで成功するよりも50倍もハードルが高いことになります。

サラリーマンで年収が1500万円以上というのは、外資のエリート企業だったり、経営者などのマネジメント層ですよね。親族や知り合いにサラリーマンで年収1500万円以上もらっている人、いますか?まずいませんが、アムウェイの成功者にはその1/50の確率でしかなれません。

起業家の手取り収入額との比較

続いて日本の平均というサイトにある起業家の月の手取り金額を参考に、アムウェイのボーナス金額の比較をしてみました。

※アムウェイで月収75万円以上の人たちは50万円以上のところに含まれています。

アムウェイ・ビジネスの第一関門である21%(SP)ですら、収入は月20万円とそれだけで生活することは困難です。そのレベルの人でもなれるのは100人に1人の確率。

みんなアムウェイで手に入れられるお金と時間がたっぷり手に入る、自由なライフスタイルを夢見てビジネスを始めると思いますが…99%の人が月に25万円も手に入れられてないんですよ…生活できませんよ。

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成功率のデータをあの時の私が把握していたら…?

冒頭でも書きましたが、アムウェイ・ビジネスの成功率が決して高くないことは私もわかっていました。実際の数値は知らなかったですが、ほんの一握りなんだろうな〜ってことはもちろん認識してました。

でも、じゃあこの実際の数値をあの時の私に伝えたら、アムウェイキラキラ女子の道を進まなかったか、というと多分、というか決してそんなことは無いと思います。

間違いなく「だから何?」といって変わらず突っ走っていたと思います。

それが「ミーティング」の怖さであり「仲間」の怖さです。

洗脳という言葉はあえて使わないし、洗脳とはまたちょっと違ったものだと思っていますが、ある種の閉鎖的な思考というか、わざとそれしか見ないようにしている状態、とでも言うんでしょうか。

世間にマイナスなイメージがあるのも知っている、離れていく友達がいる事も知っている、努力したって成功できない人がいることもわかってる、でもそれに目を向けたらその事実に飲まれてしまいます。あえて成功者だけを見て、成功したらどうなれる、自分はどうなりたい、そのことだけに意識を集中するように、自分で自分を仕向けていたし、ミーティングに参加したり、仲間と会うことでそれがさらに強化されていました。

それを「成功のための最高の環境」と捉えるか、「宗教的、まるで洗脳」と捉えるかは人それぞれですし、この成功率を見てそれでもやりたい、と思う人は別にやったら良いと思います。

私は0.02%を追いかけるより、もっと現実的で可能性が高いものを選んだ方が良いと思ったのでやめました。

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