【アムウェイ報酬の仕組み】グループやポイントの分配方法を図解!

アムウェイに対して「ネズミ講」というイメージを持っている人が多いのは、このアムウェイ・ビジネスの報酬発生の仕組みが正しく理解されていないからです。

私自身も「上が儲かる」「先に始めた人が有利」というイメージを持っていましたが、アムウェイの仕組み自体は完全なる「平等」の理念のもとに作られたものであり、誰にとっても同じ条件です。

アムウェイビジネスの基礎知識

アムウェイの報酬の仕組みを理解するためにはまず「PV」と「キャッシュバック」の知識が必要です。少し長くなってしまいますが、ここをきちんと理解していないと報酬の仕組みを理解することはできません。

PVとは

PV(ピーブイ)とはPoint Valueの略で、全てのアムウェイ製品についているポイントのことです。例えばアムウェイの台所用洗剤の価格は1,430円で、PVは1,020PVです。

現金のキャッシュバックシステム

このPVと呼ばれるポイントを集めると、Tポイントや楽天ポイントと同じくキャッシュバックをしてくれるのですが、最大の違いは「現金」で戻ってくることです。Tポイントや楽天ポイントは買い物から「値引き」ですよね。これが、アムウェイで生活できる理由です。

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アムウェイの「成績別ボーナス」とは

では上記の基礎知識を前提に、アムウェイのキャッシュバック(ボーナスと言います)の仕組みを解説していきます。

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アムウェイのボーナスには実にさまざまな種類があるのですが、ここでは一番の柱となる「①21%…成績別ボーナス」について説明します。最高ランクの21%のキャッシュバックをもらうことがゴールであり、この成績別ボーナスにチャレンジしているランクの人たちを「パーセンテージ」と呼んだりします。

この21%を達成した後は②の4%③の3.75%、と異なる評価基準の新たなボーナスの扉が開かれることになります。

「成績別ボーナス」の評価基準

アムウェイは消費者へ直接製品を販売しているので、通常のメーカーと違って中間マージンがかからず、また自社製品の広告を出さないため広告費もかかりません。

その代わりにメンバーの「口コミ」(=紹介、勧誘とも)によって新たなユーザーを獲得する、という手法をとっています。そして通常であれば中間業者や広告代理店に支払われる費用を、新たなユーザーを増やしてくれたメンバーに「ボーナス」として支払っています。

これが「成績別ボーナス」です。
つまりいかにユーザーを増やして、自分のグループ内でPVをたくさん集められるかが焦点です。

PV数別ボーナス表(ランク)

このPVの集計期間は毎月1日〜月末までの1ヶ月ごとで、特徴は集めたPV数によってそのうちの何%が報酬として支払われるか、つまりキャッシュバック率が異なるという点です。

●150万PV - 21%
●100万PV - 18%
●60万PV - 15%
●36万PV - 12%
●18万PV - 9%
●9万PV - 6%
●3万PV - 3%

例えば1月は150万PV集めたから21%、2月は60万PVだったから15%というふうに、より多くのポイントを集めるとそれに応じてキャッシュバック率も高くなります。

図解!アムウェイ報酬システムの仕組み

報酬の仕組み①自分で購入した場合

まず、あなたが自分で商品を購入して1ヶ月で3万PVを集めた場合。

3万PVは前述のボーナス表で見ると3%のキャッシュバック率です。
30,000円×3%=900円の現金がボーナスとしてキャッシュバックされます。

※1PVは1.4円に換算されます(2017年現在。毎年変動します)が、分かりやすくするため1PV=1円で計算します。

アムウェイの「グループ」という考え方

次に、あなたがアムウェイの製品を使ってとっても気に入ったので、AさんとBさんに口コミをした所、2人とも同じく製品を購入しました。

このように、あなたの口コミによりメンバーになった人たちは、あなたの「グループ」となります。

このグループと言う概念が「ネズミ講」というイメージを生みがちなのですが、単純に「誰の口コミでメンバーになったか」というだけであって、上や下といった序列の概念はありません。

このちなみにあなたが伝えたAさんも、同様に誰かに伝えた場合はAさんのグループができますが、そのAさんのグループもあなたのグループの一部となります。Aさんから先がたとえ100人続こうとも、AさんのグループのPVが150万PV以内であれば、それはあなたのグループの一部になります。

報酬の仕組み②自分が口コミした人が購入した場合

そして以下が、グループ内でのアムウェイの報酬分配のルールです。

1. 自分から伝えた人から先のポイントは全て足せる
2. 報酬の支払いは後の人から

まず1つ目のルール、自分が伝えた人から先のポイントは全て足せるので、先程の例ですとあなたのグループのPVは9万PVになります。

そして9万PVは6%のキャッシュバック率なので、合計5,400円があなたのグループの報酬となります。

そして次のルール、報酬の支払いは後の人から順番にします。
Bさんは3万PV、3万PVはキャッシュバック率3%なので900円が報酬となります。Aさんも同様ですね。

そしてあなたのグループの報酬金額=5,400円から、自分以外の人の報酬を差し引いた金額が、あなたの報酬となります。

つまり5,400円-900円-900円=3,600円があなたの報酬です。

ここで大体の人が思うのが、「あれ、やっぱりネズミ講じゃん」です。だって3人とも同じ3万PVなのに、なんであなたの報酬が一番多いのか?ちょっとおかしい気がしますよね。

やっぱり先に始めた人が得するのでは?と思いますが、そんなことはありません。

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収入の逆転 – 後から始めても先に始めても条件は一緒

ではこんなケースを考えてみましょう。

あなたがアムウェイの製品を使っている、ということはあなたにアムウェイを伝えた人がいるはずです。仮にSさんとします。そのSさんも同じように3万PV貯めたとします。

2つのルールを思い出してください。自分から先の人のポイントは全て足せる、そして報酬の分配は後の人から順番に、でしたね。

Sさんのグループは合計12万PVとなります。12万PVのキャッシュバック率は6%ですから、Sさんのグループ全体で7,200円の報酬が発生します。

そして、報酬の分配は後の人から。先程の通りAさんBさんの報酬は900円ずつ、そしてあなたは3,600円でしたね。

そうすると残りの、7,200円-5,400円=1,800円がSさんの報酬となります。

先に始めた人が得をする、上が儲かる、のではなく、後から始めたあなたが先に始めたSさんの収入を逆転する、という現象が起きています。

報酬の評価基準はたったこれだけ

これは「成績別ボーナス」のたった1つの評価基準である、「いかに自社製品の普及に貢献したか」という視点で考えるとすぐに理解できます。

こちらは自分が増やしたユーザーの数と、報酬の比較表です。

Aさん、Bさん共に自分で製品を使っているのみで、自分の口コミで増やしたユーザーは0人です。

それに比べて、Sさんは1人ユーザーを増やしたので、倍の1,800円の報酬が、さらにあなたは2人のユーザーを増やしたので、Sさんの倍の3,600円が報酬として支払われることになります。

成績別ボーナスのランク

この「成績別ボーナス」によるランク分けは既出の表の通りです。

●150万PV - 21%
●100万PV - 18%
●60万PV - 15%
●36万PV - 12%
●18万PV - 9%
●9万PV - 6%
●3万PV - 3%

自分のグループ内で今月何%集まったかによって、9%だったり15%というランクに分類されます。そしてPVが21%に到達すると、それを何ヶ月維持できたかによってランクが異なってきます。

ピンレベル達成条件収入の目安とボーナス
SP
シルバー・プロデューサー
1会計年度のうち1ヶ月(1/12ヶ月)、150万PVを達成
月25万〜30万円
SP以上は月次強化SIP(ボーナスの25%)
GP
ゴールド・プロデューサー
3/12ヶ月、150万PVを達成月25万〜30万円
DD
ダイレクト・ディストリビューター
6/12ヶ月、150万PVを達成月30万〜40万円
FDD
ファウンダーズDD
12/12ヶ月、150万PVを達成月40万円
+約100万円のボーナス
(DD強化SIP)
ルビーDDDDかつ、1ヶ月300万PV以上を達成月60万円
ルビーボーナス
(BVの2%)

そして6ヶ月連続で21%を達成(DD)した後は、新たな評価基準で新たな報酬システムが貰えるステージへと移行します。詳しくはこちら>>アムウェイは権利収入になるってホント?その仕組みと理由を解説!

報酬の仕組みは完全平等だが…

このようにアムウェイの報酬システムの仕組みは、自社の広告費を口コミでユーザーを増やしてくれたメンバーに分配するシステムであり、仕組み自体は完全平等でいたって健全なものです。

本当によくできているなぁと単純に感心してしまいます。

アムウェイという企業にとって、そしてアムウェイに貢献したディストリビューターにとって、こんなにも上手くWin-Winとなる仕組みは、これの他に考えられないんじゃないでしょうか。

この報酬システムの仕組みはアムウェイが創業した1959年から現在にいたるまで、実に58年の間何も変更されていない、ということがこの仕組の完成度の高さを表していると思います。

ただし現実的に達成できるかどうかは別問題ですし、実際にアムウェイのディストリビューターのうち8割はビジネス活動をしていないただのユーザーである、と言われています。つまり8割の人はビジネスを諦めたのです。

よくできたプランであるとうことは「ズルをして」「楽をして」稼ぐことはできない、ということです。それこそネズミ講のように、上が儲かるシステムであれば、上にさえなってしまえば何もしなくても儲かるのかもしれません。

でもアムウェイは完全平等であるがゆえに、努力をしない限り報酬は手に入りません。アムウェイだけで生活しようと思ったら、それこそ並大抵の努力では足りないのです。

自分の時間をほとんどアムウェイに使い、家族から反対され、友達は離れていき、それでも21%を達成できていない人なんて腐るほど見てきました。そして仮に達成できたとしても、それを継続できる人は本当に一握りです。

アムウェイで成功できる人は、他のどんなビジネスをやっても成功できるのではないでしょうか。単純に凄いなぁと思います。私にはできません。

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