権利収入と労働収入とは?アムウェイ勧誘で聞く収入の質と働き方

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アムウェイに限らず、ネットワークビジネスに勧誘されたことがある人であれば、「労働収入」と「権利収入」という2つの言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

この2つはどういう意味なのか、そしてそれがアムウェイの勧誘とどう関係があるのか、解説してきます。

アムウェイ勧誘で登場する「権利収入」と「労働収入」

アムウェイのミーティングなどに参加してビジネスの説明を受ける際、ほぼ100%といっていいほどの高確率で「権利収入」と「労働収入」というキーワードが登場します。

結論からいうと、彼らにとっては
労働収入=悪・嫌なもの・理不尽なもの・負け組
権利収入=最高・勝ち組・自由
という決して揺らぐことのない方程式が成り立っています。

そして労働収入から卒業して、権利収入で自由に暮らすために、アムウェイやろうぜ!というのが勧誘時の鉄板トークです。

勧誘トークの内容は概ねこんな感じです。※()内は私の心の声です。

世の中には4つの収入の得方(働き方)がある

まず出てくるのが人々の分類です。以下トーク内容です。

世の中で収入を得ている人達は4種類にわかれます。

①サラリーマン
②社長や自営業者
③パートやフリーター
④オーナーや投資家です。

と言いながらこんな表を書いたりします。

サラリーマンはブラック企業に代表されるように、夜遅くまで残業して、収入は1000万に行く人なんてほとんどいない、収入低いし時間も無いですよね。(極端〜www)

社長や自営業者はサラリーマンに比べると収入は高い、でも、サラリーマン以上に時間がない人が多いのも事実です。

パートやフリーターはいわゆる時給で働いている人達。シフトは自分の都合で入れられますが、収入は安定しない。

④最後にオーナーや投資家ですが、この人達だけは他と違う世界で生きています。収入は億レベルもいるし、時間もたっぷりある。最高ですよね?(億レベルって、一体どれだけいるんだ)

そして必ず「あなたならどれになりたい?」と聞かれます。
そりゃ④に決まってます。なれるもんならね。

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世の中の収入の質には2種類ある

そう、時間もお金もある④て最高ですよね。でも今のあなたは?

サラリーマンですよww」(イラッ。お前だってそうだろーがww)

この4つの働き方でなぜ④だけお金も時間も手に入るかというと、それは収入の質が違うからです。

①〜③と④は本質的な稼ぎ方が違うんです。
それが何かというと「労働収入」と「権利収入」です。

社長や自営業だって「お金がある」という点では④に近い気がします。

でも決定的に違うのは④は「お金も時間もある」ということ。

労働収入とは?

労働収入というのは、あなたが自分の時間を労働に費やして、その労働力の対価としてもらう収入のことです。サラリーマンだったら月収、パートだったら時給ですよね。

労働収入者は時間とお金がトレードオフの関係です。

だからたくさんのお金を稼ごうと思ったら、たくさん働かなくてはいけない。

サラリーマンだったら「残業」として長時間働くことで、プラスアルファの収入が貰える。(私の会社は残業代でないけどね。。)

アルバイトだったら単純にシフトを多く入れれば収入も上がる。

とっても単純明快で、世の中の人のほとんどがこの「労働収入」によって収入を得ています。

権利収入とは?

それに対して権利収入というのは、何かしらの権利を持っていることに対して支払われる収入です。株式などの債券、家賃収入、著作権などです。

これは「権利」なので、その権利を持ち続けていれば対価が支払われるんですね。労働という時間を提供する必要がないんです。

例えばAKB48で言えば、メンバー達は労働収入者、プロデューサーの秋元康氏は権利収入者です。

お花屋さんで働くスタッフは労働収入者、お花屋さんの経営者(オーナー)は権利収入者です。

セブンイレブンのフランチャイズ店長は労働収入者で、セブンイレブンは権利収入を得ています。

そして世の中のいわゆる「お金持ち」という部類の人たちはのほとんどは、この「権利収入」者です。

労働力の提供には時間の限界があるので稼げる金額に上限がありますが、権利に上限はありません。土地も、会社も、株式も、いくつだって保有することは可能ですよね。(理屈としてはね…)

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労働収入から権利収入へシフトするハードル

でも世の中のほとんどの人が「労働収入」で生活をしています。

それはなぜかというと、まず「労働収入以外の収入の得方を知らないから」です。

生まれたときからサラリーマンの家庭で育ち、周りにサラリーマンの大人しかいなかったら、その子供は将来大人になった時に自然にサラリーマンになろうと思うはずです。

経営者の家庭から経営者が生まれやすいのは逆の理屈ですよね。

そしてもう一つ、労働収入から権利収入にシフトするのはとてもハードルが高いのです。

権利収入者として生活するには、株式投資や土地の購入など莫大な資金が必要となります。マンション経営や駐車場経営なんかもそうですよね。

また著作権などの権利を得るためには、才能が必要ですよね。

もともと権利収入というのは限られた一部の人だけのものであって、労働収入から権利収入にシフト出来るのはごく一部の人たちだけです。

そのわかりやすい例が、芸能人やプロ野球選手などです。

彼らは普通のサラリーマンを遥かに凌ぐ給料をもらいます。そしてそれをどうするかというと「権利収入」になるものに投資していくんですね。

芸能人が焼肉屋をだしたり、本を出す、土地を買う、投資話に出資する。それで騙されてるケースも多々耳にしますが。

権利収入とアムウェイビジネスの関係

ということで、世の中には2種類の収入の質がある、それは「権利収入」と「労働収入」で、金銭的・時間的に自由な生活を実現したければ「権利収入者」にならなくてはいけないよ、ということなんですね。

でも普通はなかなかなれない。

でもでも、アムウェイビジネスは努力すればその「権利収入」を手に入れることが出来る仕組みなんだ!だからアムウェイやろーぜ!というのが彼らの口説き文句なのです。

しかもそれが3,600円という年会費を払うだけで始めることが出来る、なんて素晴らしいんだ、こんな事普通ないよ!?というわけです。

権利収入や労働収入といった概念すらもっていなかった人(=私)はこの時点で、「ん〜言ってることはわかるけどさ〜」と言いながら、内心「ん〜なるほど〜」と実は目からウロコが落ちてたりします…苦笑(簡単…)

特に、ブラック企業などで長時間労働・低賃金で働かされている人ほど共感しやすいと思います。

ではアムウェイの仕組みがなぜ「権利収入になる」といえるのでしょうか?

こちらの記事で解説します。

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